~ 新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠のおすすめ商品(日本人投資家向け)~
[目次]
- 新NISAのつみたて投資枠で取引する商品
- 新NISAの成長投資枠で購入する商品 配当金(インカムゲイン)編 <2024/9/08更新
- 新NISAの成長投資枠で購入する商品 売却差益(キャピタルゲイン)編
- 新NISAで購入した商品を売却するタイミング
成長投資枠をつみたて投資枠と同じ考えで投資しないこと。短期投資(デイトレ、スイングトレード)で成長投資枠を240万使って、年10%以上利益を出すことも可能。そのため、成長投資枠をつみたて投資枠と同じ商品に投資することは推奨しない。投資方法が楽ではあるのは認めるが、それが投資なのか?と自考すると私はそうは思わない。特定口座で投資する商品を考慮すれば、失敗して損切りしても、原因を追究して次につながれば投資信託以上の利益を出すことは可能と考える。2024年8月時点では、金価格に連動するETF[SPDR Gold MiniShares (GLDM)]に投資すれば、S&P500以上の利益を出しているわけだし。インド株もS&P500より利益を出しているはず。画像は2024/08/25時点のGLDMのチャート。引用元はyahoo!finance。
[新NISAのつみたて投資枠で取引する商品]
- 積立設定を1度にしたい人向け
オルカンとS&P500の2択の認識のため以下の通り。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) <オルカン
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) <S&P500
③ ①と②を半分ずつ買う <両方買いたい人向け
- 積立設定を年1~2回できる人向け
「株式投資の黄金の6か月」である10月末に株を買い、翌年の4月末に売る投資戦略をもとに積立設定する。理由は5~10月の間S&P500が調整期間になると想定した場合、構成銘柄の上位を占めるハイテク銘柄の株価が上がらない可能性が高いため。
①5~10月は「大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」を積立する
②11~翌年4月は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を積立する
- 積立設定を月1回できる人向け
VOO(S&P500)、QQQ(ナスダック100)、EPI(インド株)の月次リターンを確認して上昇率が1番悪い(1番下落している)商品を積立する。
①VOOの場合は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
②QQQの場合は「大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」③EPIの場合は「ピクテ-iTrustインド株式」
[補足]
クレカ積立など積立設定していると約定するのが翌月になる。ただ、商品が上昇する速さは下落より遅いことが多いので、翌月で問題ないと考える。また、上昇(下落)率がほぼ同じなら信託報酬が低い①を推奨。
[新NISAの成長投資枠で購入する商品 配当金(インカムゲイン)編]
配当金目的で新NISAの成長投資枠を投資する場合は円安・円高を意識する必要がある
- 会社の業績や配当性向を確認すること
- 純利益が赤字かつ配当性向100%越えはNG
- 減配する可能性が高くなる
- 長期的に円安になる場合
ドル建てで以下の企業の株を購入する。株価が下がってほしい銘柄の1つ。30ドル以下になれば約年10%。 年末に向けて30ドル以下になれば来年の新NISA候補の筆頭。①と同じ。40ドル以下になれば約年10%。構成比率低いがS&P500採用銘柄のため、SPY、VOO購入するとMOも購入される。①②はたばこ銘柄なので、別業種になり相関関係はない。30ドル以下になれば約年9%。②と同様にS&P500採用銘柄。公益事業銘柄なので、①~③とは別業種。年初来高値だが、株価が金利に影響するので買い時に注意。FRBが年内3回利下げする想定:買い時と判断 ※少し遅いかも?年内の利下げ回数が2回以下の想定:FedWatchツールで買い時を探す。②③と同様にS&P500採用銘柄。
⑤M(メーシーズ) <2024/09/08追加
一般消費財の銘柄。S&P500採用銘柄。直近の決算発表で株価が下落して配当利回りが4,5%を超えた。いろいろ悪いニュースが出て株価下落する傾向があるのが難点だが、2年連続増配しているので今のところ財務状況は問題ない。
- 長期的に円高になる場合
円建てで以下の企業の株を購入する。①2914(日本たばこ産業) 企業紹介ページBTI,MOと比較すると配当金は落ちる。海外比率は高いのでキャピタルゲインは狙えない。②メガバング3行(三菱UFJ、みずほ銀行、三井住友銀行)配当利回りが1番高いのを選べばOK。海外比率高いけど金利上昇すればキャピタルゲインはある程度相殺可能。
[新NISAの成長投資枠で購入する商品 売却差益(キャピタルゲイン)編]
- S&P500に投資する場合
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)よりVOO(Vanguard S&P 500 ETF)を推奨
[理由]
①諸経費が安い
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):年0.10%
VOO(Vanguard S&P 500 ETF) :年0.03%
②VOO(Vanguard S&P 500 ETF)は年1.42%(税引き前)配当金が出る[補足 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を購入するメリット]購入金額がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のほうが安いVOOを購入するには外国株式取引口座の開設が必要なので手続きが面倒
- 新興国に投資する場合 <2024/08/31追加
①Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund (VWO)
諸経費が安いが中国比率が多いのが難点。中国経済が回復することを見込んでいる人向け。
②iShares MSCI EAFE ETF (EFA)
ヨーロッパが成長することを見込んでいる人向け。2024/08/31時点ではキャピタルゲインは①より上。①より手数料が高いのと、配当が少ないのが欠点。
- 売却差益(キャピタルゲイン)がS&P500を上回る商品
5年チャートはVOOが上回るが、1年~3年チャートはGLDMのほうがいい。S&P500と相関関係は低いのでVOOと合わせて購入するのを推奨。経費率は年0.10%。
②インド株[EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)]売却差益がほぼ全ての期間でVOOを上回る。ただ、諸経費が0.83%でVOOより高いので注意。分売金が年4回でるので相殺できるかも?確か3%以上出たはず。S&P500との相関関係は株式なので①より上だが、国が違うのでそこまで高くない。[補足]外国株式取引口座の開設が面倒なら、1678(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信。分配金は出ないが・・・
[新NISAで購入した商品を売却するタイミング]
新NISAで購入した商品を売却するタイミングの例を以下に記載する。
- つみたて投資枠
①大きなライフイベントで資金が必要になったとき。個人的には病気などで余命宣告されたら売却する。結婚や住宅購入も候補になるが、余命がわからないうちはつみたてすることを推奨。
②国債の利回りが増えた場合。日本ではありえないと思っているが、2023年の米国のように年利4~5%になったら元本保証されている国債に切り替えることを検討する。 ちなみに2024/8/4時点で日本10年国債の利回りは約1%。
③信託報酬が低い商品ができた場合。 「大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」や「ピクテ-iTrustインド株式」などは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と比較して信託報酬が高い。ナスダック100やインド株などの新興国の投資信託を購入している人は定期的に商品を調査する。商品ができたら売却するか乗り換えるか検討する。購入済商品の利益が出ていなければ売却、利益が出ている場合は別の商品に乗り換える。
- 成長投資枠
①つみたて投資枠と同じ商品を購入した場合:上記「つみたて投資枠」と同じ。②個別株を売却差益(キャピタルゲイン)目的で購入した場合:企業の成長が止まったら売却する。決算見て判断すること。個人的には企業が発表した予想を2回連続下回ったら売却することを検討する。③個別株を配当金(インカムゲイン)目的で購入した場合:減配や配当金を出さなくなったら売却する。 ②との違いは決算悪くても配当金が減少しなければ売却しない。
[補足]
②③両方の目的で個別株を購入した場合は②を優先する。業績悪ければ減配することが多い。配当性向100%越えても減配しない企業もあるが・・・
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