~ 米国株のレバレッジ商品の紹介(短期投資向け)~
米国株で投資できるレバレッジ商品を紹介する。基本的に短期投資向けなので保有期間を意識して売買すること。[補足]2024/08時点では新NISAでレバレッジ商品を取引できない。画像の引用元はyahoo!finance。
- Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares (SOXL)
- Direxion Daily Semiconductor Bear 3X Shares(SOXS)
- GraniteShares 2x Long NVDA Daily ETF(NVDL)
- Graniteshares 2x Short NVDA Daily ETF (NVD)
- ProShares UltraPro QQQ(TQQQ)
- ProShares UltraPro Short QQQ(SQQQ)
- TMF(Direxion Daily 20+ Year Treasury Bull 3X Shares)
- TMV(Direxion Daily 20-Year Treasury Bear 3X)
- Direxion Daily S&P500 Bull 3X Shares (SPXL)
- Direxion Daily S&P 500 Bear 3X Shares (SPXS)
- T-Rex 2X Long MSTR Daily Target ETF (MSTU)
- T-Rex 2X Inverse MSTR Daily Target ETF (MSTZ)
[詳細]
Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares (SOXL)は、半導体関連企業に投資するためのETF(上場投資信託)。以下に詳細を説明する。
基本情報:
- 名称: Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares
- 銘柄記号: SOXL
- 取引所: NYSEArca
- 通貨: 米ドル(USD)
投資目的:
- SOXLは、半導体関連企業の株式に連動する投資成果を目指している。
- このファンドは、半導体業界の成長に対する3倍のレバレッジを提供する。つまり、半導体株式市場の値動きが1%上昇すると、SOXLの価格は約3%上昇する。
指数:
- SOXLは、ICEセミコンダクターズ・インデックスのパフォーマンスに連動しています。
- この指数は、米国に上場している最大30の半導体関連企業の株式を対象としている。
保有銘柄:
- SOXLの主な保有銘柄には、以下の企業が含まれている(一部抜粋):
- Broadcom Inc. (AVGO)
- NVIDIA Corporation (NVDA)
- Advanced Micro Devices, Inc. (AMD)
- Applied Materials, Inc. (AMAT)
- QUALCOMM Incorporated (QCOM)
- その他
リスクと注意点:
- SOXLは日々の値動きが大きく、市場の変動に敏感。レバレッジETFであるため、慎重に投資することをお勧めする。
- 長期的な保有には向いていない。
Direxion Daily Semiconductor Bear 3X Shares(SOXS)は、半導体関連の株式市場において「ベア」(下落を期待する)ポジションを取るためのETF(上場投資信託)。
SOXSとは?
- Direxion Daily Semiconductor Bear 3X Shares(SOXS)は、米国の半導体関連企業の株式価格の逆数(反対方向)の3倍の日次投資成果を目指すETF。
- 具体的には、SOXSはPHLX Semiconductor Indexの日次パフォーマンスの逆数に対して3倍のレバレッジを提供している。
- つまり、半導体株式市場が下落する場合、SOXSはその逆動きを3倍で追跡する。
運用の仕組み
- SOXSのレバレッジは毎日リセットされる。つまり、複数の期間にわたって保有される場合、リターンが複利で積み重なる。
- 投資家は、SOXSを保有することで、短期的に半導体株式に対するベアリッシュな見通しを活用できる強力なツールとなる。
指数と構成
- SOXSはICE Semiconductor Indexの逆数に対して300%の日次投資成果を目指す。
- この指数は、米国に上場している半導体大手企業のパフォーマンスを追跡するルールベースの修正済みフロート調整時価総額加重指数。
Direxion Daily NVDA Bear 1X Shares (NVDD)は、エクスチェンジトレードファンド(ETF)であり、主に情報技術関連の株式に投資する。このファンドは、NVIDIA株の日々の価格変動に対する逆向き(-1倍)のエクスポージャーを提供する。つまり、NVIDIAの株価が下落した場合、NVDDの価格は上昇することを意味する。
以下はNVDDに関する詳細情報:
- 発行元: Direxion
- 設立日: 2023年9月13日
- 投資対象: NVIDIA株の日々の価格変動の逆向き(-1倍)
- 発行: Direxionによって発行されています
NVDDは、NVIDIAに対するヘッジや市場の下落に対する保護を求める投資家に適しています。ただし、リスクを理解した上で投資判断を行うことをお勧めする。
以下に詳細を示す:
ファンドの目的:このファンドは、NVIDIA Corpの普通株式の日々の変動率の2倍を提供することを目指している。ただし、ファンドがその目標を達成することを保証するものではありません。また、長期間にわたってNVDAの累積リターンの2倍を提供することは期待されない。
基礎となる銘柄:NVIDIA Corpは、コンピュータグラフィックスプロセッサ、チップセット、関連するマルチメディアソフトウェアの設計と製造を行っている。同社は「Graphics Processing Unit (GPU)」、「Tegra Processor」、「All Other」の3つのセグメントで運営しており、ゲーマー向けの「GeForce」、デザイナー向けの「Quadro」、AIデータサイエンティストやビッグデータ研究者向けの「Tesla」と「DGX」、クラウドベースのビジュアルコンピューティングユーザー向けの「GRID」などの製品ブランドを展開している。
主なファクト:
- Ticker: NVDL
- 基礎となる銘柄: NVIDIA Corp
- レバレッジ倍率: 2倍
- 運用開始日: 2022年12月13日
- 総年間運用費用率: 1.57%
- 純年間運用費用率: 1.15%(年率)
特徴:
- 伝統的なブローカーアカウントを通じてNvidia株(NVDA)に簡単にアクセスできる。Nvidiaの株を借りたり担保を維持したりする必要はない。
- 1回の取引でNvidia株(NVDA)への露出を高めることが可能。
- マージンコールのリスクはない。初期投資額を超える損失はない。
Graniteshares 2x Short NVDA Daily ETF (NVD)はNVIDIA Corporation(NVDA) の株価の日々の値動きに対して、2倍の逆向きレバレッジを提供する上場投資信託(ETF)。具体的には、NVDAの株価が上昇する場合、NVDの価格は下落し、NVDAの株価が下落する場合、NVDの価格は上昇する。つまり、NVDはNVDAの逆向きの動きを2倍で追跡することを目指す。
以下は、NVDに関する詳細情報:
- 発行者: NVDはGraniteSharesによって発行されている。
- 発行日: NVDは2023年8月21日に発行された。
- 主な投資対象: このETFは情報技術関連の株式に主に投資している。
- レバレッジ: 2倍の逆向きレバレッジを提供している。つまり、NVDAの株価の日々の変動がNVDの価格に2倍の影響を与える。
- 手数料と経費: NVDは手数料と経費を差し引いた価格でレバレッジを提供している。
TQQQの詳細は以下の通り。
正式名称と指数の関係:
- TQQQの正式名称は「ProShares UltraPro QQQ」。このETFはNASDAQ100指数(ナスダック100指数)に連動している。
- NASDAQ100は、米国のNASDAQ証券取引所に上場する銘柄のうち、金融機関を除く時価総額上位100社の指数。主にITやテクノロジー関連の企業が含まれており、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)などの大型ハイテク株が上位を占めている。
レバレッジ効果:
- TQQQは「レバレッジ3倍(ブル)型」のETF。つまり、NASDAQ100指数の値動きを3倍に増幅させることを目指している。
- ただし、レバレッジ効果はリスクとも関連している。長期保有の場合、指数の3倍から乖離する可能性があるため、注意が必要。
証券会社と取引方法:
SQQQとは?
- SQQQは、NASDAQ市場に上場しているインバース・レバレッジ3倍のETF。
- その名前からもわかるように、NASDAQ 100指数の日次運用実績に逆張りをすることで、3倍のリターンを目指す。
- 具体的には、NASDAQ 100指数が下げている時に力を発揮する。つまり、株価上昇時に3倍伸びていくTQQQの逆バージョン。
運用会社:ProShares
- SQQQはProShares社が運用している。
- ProSharesはアメリカの運用会社で、レバレッジ、インバース、ボラティリティ商品を提供している。
- SQQQは同社の中でもトップ3の運用額を誇っており、注目を集めている。
仕組み:スワップ契約
- SQQQは金融機関とNASDAQ100指数のスワップ契約を結ぶことで運用されている。
- 金融機関とのスワップ契約により、NASDAQ100指数のリターンの逆数(-3倍)を目指している。
- 実際の構成銘柄は、現金や債権がほぼ100%で、大手金融機関とのスワップ契約も含まれている。
注意点
- SQQQはNASDAQ100の下げに対して3倍のリターンを出す特性を持っている。右肩上がりに成長し続ける相場で持つと「お金減らしマシーン」になるので、注意が必要。
TMF(Direxion Daily 20+ Year Treasury Bull 3X Shares)は米国長期債ETF3倍レバレッジのこと。赤字の通り「Daily」が記載されているので、短期投資向けの商品。長期投資の商品ではない。
レバレッジがないTLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF[iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF])は下図の通り。
経費率(Expense Ratio (net))を見ていただければわかるが、TMFは1.04%に対して、TLTは0.15%。これならTLTを信用取引で売買したほうが効率がいい。SBI証券なら2倍までレバレッジかけられるし。XにTMF全力で取引するとポストされているのが散見されたので記事を作成した。日本人が米国債券に興味がないのはわかっているが・・・
「TMF(Direxion Daily 20+ Year Treasury Bull 3X Shares)」の記事が好評だったので、今回は逆(ベア型)を紹介する。画像の引用元はyahoo!finance。
概要
- TMV(Direxion Daily 20-Year Treasury Bear 3X)は、米国のレバレッジ型ETF。
- ベア型とは、指標となる指数やETFの逆の値動きをするように調整したもので、長期米国債の価格が下がる方向に投資できる。
- TMVは、ICE20年超米国債インデックスをベンチマークとしている。
投資のメリットとデメリット
メリット
- 長期米国債の価格が下がる局面でリターンを得られる可能性がある。
- 米国債に投資できるレバレッジETFはTMVだけなので、その点で特徴的。
デメリット
- 日々の変動が激しいため、投資家には注意が必要。
- レバレッジETFなので、直近の経費率が1.01%と比較的高い。
リターンの推移
- 直近の1年リターンではTMVは+109%と、ちょうど1年前に投資していたら2倍になっている。ただし、長期的には大幅なマイナスとなっていることから、長期保有は注意が必要。
TMVは金利や米国債の動向に敏感なETF。投資を検討される際は、リスクとリターンをよく理解した上で判断されることをおすすめする。
- 高リターンの可能性:S&P 500の3倍の動きを狙うため、上昇相場では高いリターンが期待できる。
- 短期投資に適している:短期的な市場の動きを捉えたい投資家に向いている。
- 流動性が高い:大手のETFであり、取引量が多いため、流動性が高い。
- 高リスク:S&P 500の動きが3倍になるため、下落相場では大きな損失を被る可能性がある。
- 複利効果の影響:長期保有の場合、日々のリバランスによって期待通りのリターンが得られないことがある。
- 手数料が高い:通常のETFに比べ、運用コストが高い。
- 逆相場での利益:S&P 500が下落すると、3倍のリターンを得ることができる。
- 短期的なヘッジ:保有するポートフォリオのリスクを短期的にヘッジする手段として利用可能。
- 高レバレッジ:少ない資本で大きなリターンを狙うことができる。
- 非常に高リスク:S&P 500が上昇すると、3倍の損失を被る可能性がある。
- 長期投資には不向き:複利効果の影響により、長期間保有すると期待通りのリターンが得られないことがある。
- 運用コストが高い:レバレッジETFは通常のETFに比べて手数料が高くなる。
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